統計力学の応用の中で面白いのが相転移や臨界現象の解析です。今まで西森先生の本くらいしかありませんでしたが、高橋先生の本が出たので充実しました。


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中級レベル

相転移・臨界現象とくりこみ群(高橋和孝、西森秀稔)

相転移・臨界現象の日本語の教科書として最も良いです。ページ数は少し多いですが、基本的な内容が丁寧にまとめられています。

相転移・臨界現象とくりこみ群

相転移・臨界現象とくりこみ群

  • 高橋 和孝,西森 秀稔
  • 丸善出版
  • 価格¥5,720(2025/06/06 18:50時点)
  • 発売日2017/04/26
  • 商品ランキング107,078位

相転移・臨界現象の統計物理学(西森秀稔)

日本語で読める唯一の臨界現象の入門書でした。高橋・西森の本と重複している内容が結構あるので、読む必要はないように感じます。

相転移・臨界現象の統計物理学 新物理学シリーズ (新物理学シリーズ 35)

相転移・臨界現象の統計物理学 新物理学シリーズ (新物理学シリーズ 35)

  • 西森 秀稔
  • 培風館
  • 価格¥5,961(2025/06/06 18:50時点)
  • 発売日2005/11/01
  • 商品ランキング590,683位

Elements of Phase Transitions and Critical Phenomena(西森秀稔)

上の本の西森本の英訳で、太陽系最強の相転移の本と呼ばれています。共形場理論等がいくつか内容が追加されていますが、共形場理論の説明は分かりやすいと言えません。

Elements of Phase Transitions and Critical Phenomena (Oxford Graduate Texts)

Elements of Phase Transitions and Critical Phenomena (Oxford Graduate Texts)

  • Nishimori, Hidetoshi,Ortiz, Gerardo
  • Oxford Univ Pr on Demand
  • 価格¥11,332(2025/06/06 18:50時点)
  • 発売日2015/12/01
  • 商品ランキング932,748位

上級レベル

相転移と臨界現象の数理(田崎晴明, 原隆)

マニアックな本ですが、数理的側面についてわかりやすく書かれています。

相転移と臨界現象の数理 (共立叢書 現代数学の潮流)

相転移と臨界現象の数理 (共立叢書 現代数学の潮流)

  • 田崎 晴明,原 隆,岡本 和夫,桂 利行,楠岡 成雄,坪井 俊
  • 共立出版
  • 価格¥4,180(2025/06/06 18:50時点)
  • 発売日2015/06/09
  • 商品ランキング217,486位